牡丹(ボタン)

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紅色の思い滲ませ牡丹咲く

牡丹(ボタン)はボタン科ボタン属(パエオニア属)の落葉低木である。
パエオニア属は北半球に40種くらいが分布する。
日本にも古い時代から渡来しており、属名の和名をボタン属という。
本種の原産地は中国の西北部である。
はじめは薬草として栽培されていたが、随から唐の時代にかけて観賞用の品種が次々と生まれた。
日本には奈良時代に渡来したが、観賞用の栽培が一般化したのは江戸時代のことである。
和名の由来は中国名の「牡丹」を音読みしたものである。
樹高は1メートルから3メートルである。
芍薬(シャクヤク)は枝分かれせずにまっすぐに立つが、牡丹(ボタン)は枝分かれして横に広がる樹形になりやすい。
葉は2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、3つに枝分かれした先に三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は卵形で、上部で3つから5つに浅く裂けるが、裂けないものもある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質はやや厚く艶がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先に花径10センチから20センチくらいの花を開く。
野生のものは花弁が5枚から10枚で、花の色は白か淡い紅色である。
園芸品種は重弁で、花の色は紅色、白、淡い紅色、紫色、黄色などのものがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
薬用には野生種の根皮の部分を用いる。
乾燥させたものを生薬で牡丹皮(ぼたんぴ)といい、消炎、解熱、鎮痛などの薬効がある。
花言葉は「壮麗」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Paeonia はギリシャ神話に登場する医神「Paeon(パエオン)」の名からきている。シャクヤクの根でプルートーの傷を治した。
種小名の suffruticosa は「亜低木状の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名は島大臣(シマダイジン)である。
学名:Paeonia suffruticosa

★古の奈良の都に伝わりし
 花の姿は富貴に満ちて

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このページは、が2015年4月14日 13:46に書いたブログ記事です。

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