島天南星(シマテンナンショウ)

シマテンナンショウ070408a-l.jpg島天南星(シマテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
伊豆七島の八丈島、三宅島、御蔵島に分布し、林の中に生える。
命名者は牧野富太郎博士である。
根茎は直径3センチから5センチくらいの球形で、有毒なこの中ではめずらしく食用とされる。
毒性が少ないのである。
草丈は30センチくらいである。
茎は多肉質である。
葉は2枚あり、7枚から15枚に鳥足状に裂ける。
小葉の形は長い楕円形で先が尖り、葉の質は薄い。
開花時期は3月から4月である。
茎先に緑色で縦に白い筋の入った仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)をつける
目にしたものは緑色だったが、暗い紫色のものもあるようである。
仏炎苞の内側に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)がある。
雌雄異株で、環境によって性が変わる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で赤く熟する。
根茎を茹でて餅のようについたものを団子状にして食べる。
もともとは飢饉のときに食料とする「救荒植物」であったという。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の negishii は「根岸さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Arisaema negishii

★気づかずに見過ごしそうなその姿
 見つけ思わず笑みの浮かんで

シマテンナンショウ070408b-l.jpg

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