薄荷(ハッカ)

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地味なれど夢を広げて薄荷咲く

薄荷(ハッカ)はシソ科ハッカ属(メンタ属)の多年草である。
メンタ属は世界に10数種が分布する。
また、多くの栽培品種がある。
日本にも本種が分布し、属名の和名はハッカ属という。
日本各地に分布し、湿った草地に生える。
また、全体に芳香があるため、香料用や薬用として栽培される。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
中国名は薄荷(bohe)という。
和名は中国名を音読みしたものである。
別名を目草(メグサ)という。
日本では江戸時代に岡山県で栽培が開始された。
明治時代には北海道の北見で大規模栽培が行われ、最盛期には世界のミント市場の70パーセント以上が生産された。
英名はメンタハーブ(mentha herb)ないしジャパニーズミント(Japanese mint)である。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は直立し、断面は四角形である。
茎や葉、萼には軟毛が生える。
葉は幅の狭い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖っており、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
また、葉の裏には腺点(蜜を出す孔)がある。
開花時期は8月から10月である。
上部の葉の脇に薄紫色の唇形をした花を輪生してつける。
花冠は4つに裂け、雄しべ4本が外側に突き出る。
萼片は5枚で、裂片の先は鋭く尖る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
俳句では「薄荷の花」が秋の季語である。
花言葉は「徳」である。
かつては下記の異名のほうを学名としてきたが、現在では YList も Catalogue of Life も canadensis を種小名としている。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
変種名の piperascens は「コショウ属(Piper)のような」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Mentha canadensis(異名:Mentha arvensis var. piperascens)

★ふさふさと茂る葉陰で爽やかに
 薄荷の花がこんもり咲いて

ハッカ101002b-l.jpg

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2016/07/28 改訂

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このページは、が2011年10月 2日 13:02に書いたブログ記事です。

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