オランダ海芋(オランダカイウ)

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面影を水に映して海芋咲く

オランダ海芋(オランダカイウ)はサトイモ科オランダカイウ属(ザンテデスキア属)の多年草である。
ザンテデスキア属はアフリカの南部に10種が分布する。(Catalogue of Life の数値)
本種が代表種で、属名の和名もオランダカイウ属という。
本種の原産地もアフリカの南部で、レソト、南アフリカ、スワジランドに分布する。
直接の原産地ではないがエジプトでは学名の由来から国花にしている。
英名はカラーリリー(calla lily)ないしアラムリリー(arum lily)という。
日本へは江戸時代に渡来した。
「海芋」は「海外の芋」といった意味合いである。
国交のあったオランダから伝わったことからこの和名がつけられた。
別名をカラー(Calla)という。
これは以前の分類の名残で、園芸的にはこの名で流通している。
庭植え、鉢植え、切り花などとして利用される。
現在では逸出したものが本州から沖縄にかけて野生化し、湿地に生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は大形の矢尻形で、長い柄がある。
葉は肉厚で艶があり、少し巻いている。
開花時期は3月から7月である。
花のように見える白い部分は、サトイモ科特有の仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)と呼ばれる部分で、漏斗状に巻いている。
真ん中にある直立した黄色い部分が、小花の密生する肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花言葉は「清浄」である。
俳句では「海芋」が夏の季語である。
7月5日の誕生花である。
なお、花の色が桃色や黄色のものもある。
これらは同じオランダカイウ属だが種が異なる。
属名の Zantedeschia は17世紀イタリアの植物学者「ザンテデスキ(Giovanni Zantedeschi, 1773-1846)さん」の名からきている。
種小名の aethiopica は「エチオピア(Ethiopia)の」という意味である。エチオピアは古い時代には南エジプトやリビアより南の地域を意味する言葉であった。
写真は5月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Zantedeschia aethiopica

★ミラクルな仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれて
 カラー囁く内緒話を
☆真っ白な襟を立てればカッコいい
 大人の女性なれる気がして

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2016/07/05 改訂

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このページは、が2011年7月28日 16:51に書いたブログ記事です。

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