郡内風露(グンナイフウロ)

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グンナイフウロ070518b-l.jpg郡内風露(グンナイフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の草地に生える。
「郡内」というのは山梨県東部の桂川流域の古名で、武田氏家臣の小山田氏が勢力を振るった地域である。
この地域に多いということが和名の由来である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎や葉の柄、花の柄には毛が生えている。
葉は手のひら状に5つから7つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片はさらに浅く裂け、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には毛が生えている。
開花時期は6月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、10数輪の花をつける。
花径は25ミリから30ミリくらいである。
花の色は淡い紅紫色で、花の色には濃淡がある。
花びらは5枚で外側に反り返り気味につく。
花びらの形は幅の広い卵形で、花びらの色よりも濃い筋が入る。
また、花の真ん中にある花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)は長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の eriostemon は「軟毛の生えた雄しべの」という意味である。
変種名の reinii は日本で植物を採集した「ライン(Rein)さんの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Geranium eriostemon var. reinii

★戦国の世から営々咲き競い
 名にとどめけり郡内風露

グンナイフウロ070518c-l.jpg

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このページは、が2011年7月15日 11:58に書いたブログ記事です。

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