四手辛夷(シデコブシ)

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シデコブシ080330a-l.jpg四手辛夷(シデコブシ)はモクレン科モクレン属の落葉低木である。
日本の固有種である。
本州の愛知県、岐阜県、三重県にのみ分布し、湿原の周辺や渓流沿いなどに生える。
このような分布をする植物を「周伊勢湾要素植物」と呼んでいる。
「生きている化石」とも言われる貴重な植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、やや皮目(ひもく=樹皮にあって空気を通す部分)がある。
若い枝や葉の柄には軟毛が密生する。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、つけ根の部分はくさび形である。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は白ないし淡い紅色で、花径は7センチから12センチくらいある。
細長いリボン状の花びら(花被片)を12枚から18枚くらい外向きにつける。
雄しべと雌しべはたくさんある。
「四手」というのは「玉串や注連縄(しめなわ)などに下げる紙」のことである。
花の様子を見立てたものである。
別名を姫辛夷(ヒメコブシ)ともいう。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(P. Magnol)さん」の名にちなむ。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
花の写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Magnolia tomentosa

★不思議なる姿かたちの四手辛夷
 太古のロマン今に伝えて

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このページは、が2011年4月 6日 03:09に書いたブログ記事です。

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