渋川白菊(シブカワシロギク)

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シブカワシロギク091004a-l.jpg

渋川白菊(シブカワシロギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
本種は日本固有種である
愛知県と静岡県に分布し、蛇紋岩地に稀に生える。
分類上は、沢白菊(サワシロギク)の変種とされている。
「渋川」というのは静岡県浜松市の渋川温泉あたりの地名で、周辺には岩が露出し植物が生育しにくい蛇紋岩地域がある。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形で艶があり、互い違いに生える(互生)。
基本種と違って開花時期にも根際から生える葉が残る。
開花時期は8月から10月くらいである。
舌状花ははじめは白く、後に淡い紅色を帯びる。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の rugulosus は「やや皺のある」という意味である。
変種名の shibukawaensis は「渋川の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aster rugulosus var. shibukawaensis

★渋川と言えばもちろん蛇紋岩
 変わった草木を育む地形

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2014/10/10改訂

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このページは、が2010年10月14日 20:00に書いたブログ記事です。

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