赤地利蕎麦(シャクチリソバ)

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シャクチリソバ090922a-l.jpg

赤地利蕎麦(シャクチリソバ)はタデ科ソバ属(ファゴピルム属)の多年草である。
ファゴピルム属はアジアに15種くらいが分布する。
代表種は蕎麦(ソバ)で、属名の和名もソバ属という。
本種の原産地は北インドから中国にかけた地域である。
日本へは明治時代に薬用植物として渡来したが、今では本州から九州にかけて野生化している。
北海道のブルーリストでもDランク(北海道に導入されており定着することが懸念されるが状況は不明な外来種)に選定されている。
また、国立環境研究所の日本の外来種全種リストにも「定着(現在国内に定着していると思われるもの)」として掲載されている。
最初に植えられたのは小石川植物園である。
和名の由来は、茎の根元が赤いことからきている。
別名を宿根蕎麦(シュッコンソバ)ともいう。
これは、日本産の蕎麦(ソバ)と異なり多年草であることからきている。
根茎を生薬で赤地利(しゃくちり)といい、解熱、解毒薬とする。
原産地では作物として栽培もされている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は三角形でつけ根の部分が横にはり出し、互い違いに生える(互生)。
つけ根の部分には鞘状の托葉がある。
開花時期は、9月から11月である。
茎の上部の葉の脇から花柄を出して2つから3つに枝分かれをし、蕎麦(ソバ)に似た白い小花を数個つける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
真ん中には8本の雄しべ、3本の花柱(雌しべ)、8個の蜜腺がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「喜びも悲しみも共に」である。
属名の Fagopyrum は「Fagus(ブナ属)+pyros(穀物)」からきている。三稜のある実がブナの実に似ていることから名づけられた。
種小名の dibotrys は「2つの総の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fagopyrum dibotrys(syn. Fagopyrum cymosum)

★小さくて星の形にひっそりと
 赤地利蕎麦の花愛らしく

シャクチリソバ090922b-l.jpg

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2014/10/08改訂

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