信濃秋桐(シナノアキギリ)

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シナノアキギリ051015a-l.jpg

信濃秋桐(シナノアキギリ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布するので、属名の和名をアキギリ属という。
本種は日本固有種である。
群馬県と長野県に分布し、林の中に稀に生える。
発見されたのは長野県の松原湖付近で、小山海太郎さんが発見し、牧野富太郎博士が発表した。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから50センチである。
葉の形は円心形で、つけ根の部分はハート形である。
このため別名を丸葉秋桐(マルバアキギリ)という。
よく似た黄花秋桐(キバナアキギリ)の葉は鉾形をしている。
開花時期は8月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い唇形の花が段になってつく。
上唇は立ち上がり、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、長野県で発見され、秋に咲いて葉の形が桐(キリ)に似ていることからきている。

属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の koyamae?は「小山海太郎さんの」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Saliva koyamae

★ひっそりと林の中で花つける
 信濃秋桐滅びぬように

シナノアキギリ051015c-l.jpg

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2014/07/17改訂

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このページは、が2010年10月 4日 05:32に書いたブログ記事です。

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