浦島草(ウラシマソウ)

ウラシマソウ100403a-l.jpg

浦島草(ウラシマソウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地などに生える。
生育地がきわめて限定されているので、絶滅危惧種に指定している県も多い。
草丈は40センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は1、2枚である。
長い柄を伸ばして直立し、鳥足状に切れ込んでいて大きな傘のようである。
開花時期は4月から5月である。
茎先に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花序は仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)に覆われている。
仏炎苞の名は、仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたものである。
仏炎苞の色は暗い紫色である。
また、花序から付属体が細長いひも状に伸び上がり、途中から垂れ下がるのが特徴である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で赤く熟する。
和名の由来は、肉穂花序につく細長いひも状の付属物を浦島太郎の釣り糸に見立てたものである。
なお、テンナンショウ属の植物はサポニンを含む毒草である。
噛むと強烈な刺激が舌に残る。
花言葉は「不在の友を思う」「注意を怠るな」である。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクの」という意味である。
亜種名の urashima は日本語の「浦島」からきている。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Arisaema thunbergii subsp. urashima

★浦島草釣り糸垂らし何を待つ
 かげろう揺れてうたかたの夢

ウラシマソウ100403b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2012/10/16改訂

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



このブログ記事について

このページは、が2010年4月16日 05:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「花蘇芳(ハナズオウ)」です。

次のブログ記事は「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.0